いよいよインフルエンザの
流行シーズン到来です。
インフルエンザの予防接種を
打った打たないに関わらず
インフルエンザにかかる人もいれば、
かからない人もいます。
実際に、インフルエンザに
かかりやすいという人もいれば、
かかりにくい人もいますが、
この違いは免疫力の差にあります。
体の免疫機能が落ちていると、
インフルエンザのみならず
他のウイルスの病気にも
かかりやすくなってしまいます。
インフルエンザに
かかりにくい人というのは、
実はウイルスを遠ざける生活を
しているのかもしれません。
ですから、
インフルエンザにかかりやすい人は
予防接種を受けるだけでなく、
体の免疫力自体を高める生活を
日頃から心掛けることも大切です。
そんなわけで今回は、
インフルエンザにかかりやすい人の
７つの傾向や特徴をご紹介します。
インフルエンザにかかりやすい人の７つの傾向
１.ストレスが多い
インフルエンザに感染しやすいのは
体の免疫機能が落ちた時です。
免疫力は、私たちの体を守ってくれていますが
ストレスに大きな影響を受けます。
免疫力の働きというものは
自律神経によって支配されています。
私たちの意思を働かせなくとも、
体温や呼吸、内臓や血管などの働きを
調整してくれているのが
自律神経なのです。
この自律神経は
心身に強いストレスがかかると、
その働きに乱れが生じ、
免疫力が低下してしまいます。
２.睡眠不足など不規則な生活
様々なホルモンが分泌され、
一日の体の疲労を回復させるのが
睡眠です。
そんな大切な睡眠の時間が
充分にとれないとなると、
体の修復が追いつきませんので、
どんどんと疲れが溜まっていきます。
また、睡眠が不足したり、
不規則な生活をしていると
自律神経が乱れてしまいます。
その結果、様々な病気から守る
白血球のバランスが崩れてしまい、
免疫力低下につながります。
成人の場合でしたら６時間は
少なくとも眠るようにしましょう。
３.慢性的な運動不足
運動不足になると
血行不良や代謝不良を招きます。
その結果、体に老廃物が
溜まりやすくなってしまうため
体は疲れやすくなるばかりか、
免疫力も低下してしまいます。
ウォーキングなどの
軽い有酸素運動をすると
全身の血行や代謝が良くなり、
体内のウィルスを攻撃してくれる
ＮＫ細胞も活性化し、
免疫力が高まってきます。
毎日なるべく歩くなどして
無理のない運動をとり入れましょう。
４.便秘になりやすい
リンパ球は、免疫細胞のひとつで
外から入ってくるウィルスから
体を守ってくれています。
そのリンパ球の６割は
腸内に存在していますので
腸は重要な免疫機関になります。
したがって便秘になりやすい体質は、
腸内環境が乱れていると言えます。
すると
腸内環境が乱れている
⇓
免疫力が低下している
⇓
病気にかかりやすくなる
という流れになってしまいます。
ですから、
腸内の善玉菌を増やす効果がある
チーズやヨーグルトなどの乳製品、
バナナやこんにゃくなどの食物繊維を
意識的に摂るようにしましょう。
５.冷え性である
「低体温だとガンになりやすい」
という話は、聞いたことがあるかと思います。
一般に、人の体温は
高いと免疫力も高まり、
低いと免疫力も低下します。
そのため、体温が低い人や
冷え性でいつも体が冷えている人は
病気にかかりやすい傾向があります。
腰やお腹を温めると
血行が良くなり、
体の隅々まで血がめぐります。
ですから、
腹巻や使い捨てカイロなどで、
つねに温めるように
意識するようにしましょう。
６.喫煙・お酒の飲み過ぎ
ビタミンＣは、免疫力の維持や
強化に深く関わっています。
その大切なビタミンＣを
喫煙は壊してしまいます。
タバコを１本吸うだけで
レモン１個分以上のビタミンＣが
破壊すされると言われている程です。
一方、お酒の方も飲み過ぎると
自律神経が乱れてしまうことにより、
白血球のバランスが崩れ
免疫力が低下してしまいます。
喫煙やお酒の飲み過ぎには要注意です。
７.人混み、集団生活
通勤の電車も含め、
人混みに出掛けることが多い人は
ウィルスと遭遇するリスクが
当然、高くなります。
あまり人混みに行くような機会が
自分になくとも、
幼稚園や学校などで集団生活をしている
子どもと同居していると
子供からウィルスをもらうこともあります。
免疫力が低い子どもは
インフルエンザにかかりやすい上に、
集団生活により、
すぐに周囲に広がります。
子どもの看病などで
家族がインフルエンザになる人も
多いようです。
次回はインフルエンザへの予防と対策を
ご紹介いたします。
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