食費、光熱費、服飾費、医療費、
学校や習い事の費用、保険、
お小遣い ……等々
それ以外にも、
修理や冠婚葬祭などの
想定外の出費もあったりして、
家計のやりくりは
本当に大変です。
子供のいる家庭では
尚更のことです。
家計が、かなり深刻な状況でも
幼い子供に心配をかけたくない親心から、
お金のことは一切子ども話さない
家庭がほとんどかと思います。
けれども、それでは
子供の正しい金銭感覚を養うことが
できなくなる可能性があります。
そのようなわけで、
今回は、子供の金銭感覚に
悪影響を与える親の４つの行為
を、ご紹介します。
子供の金銭感覚に悪影響を与える親の４つの行為
１．赤字でも浪費
毎月赤字続きにもかかわらず
欲求のままに買い物するし、
外食もし放題。
家計簿もつけず、
どんぶり勘定のため
いくら使ったかも、残高もわからず、
金銭の浪費にブレーキもかからない。
請求書が来ても払えずに、
クレジットカードの残高が増えていく。
「子は親の鏡」との言葉のように
親の怠惰な生活や心は、
子供に確実に悪影響を与えます。
責任感のある人間に
子供に育て上げたいならば、
親として自分の行動を
まず、最初に見直しましょう。
２．家計の状況を偽る
いくら家計が大変でも、
他の子供が持っていて
自分の子供だけ持っていないようなものがあれば、
無理してでも買ってあげたくなるのも
親心でしょう。
けれども、家計の実態を誤魔化してまで
買ってあげることは、
子供にも、家計にも
ウソをつく行為になってしまいます。
反対に、子供に対して
「お金がないから」と
必要なものを買わないで、
贅沢品や新車などを、
いきなり買ったりすれば、
子供の心は混乱してしまいます。
子供に家計状況を
すべて説明する必要はないですが、
せめてウソだけはつかないように
しましょう。
人は、生活に必要なものはケチり、
不必要なものはお金を出したがる
不思議な習性があります。
極端な例になると
ブランド物のバックは
躊躇なく購入するけれども
子供の給食費は払わない・・・
ようなケースもあります。
こういう行為は、
子供の金銭感覚に
かなりの悪影響を与えますので
絶対にしないようにしましょう。
３．お金に関わらせない
家計や収入のことを
子供が聞いてくると、
「そんなことは気にしなくていい」
と、拒絶したりしていませんか。
月々のやりくりの仕方などは
子供も早いうちに
学んでおくべきことです。
まずは、おこずかいやお年玉の管理を
自分でさせてみましょう。
簡単なこずかい帳に
日々の出費を書き出させたりすることは
経済のレッスンになります。
自分でおこずかいをやりくりさせず、
必要な時に必要なだけ与えていると
「他力本願」な考え方になってしまい、
将来、自分で稼がなくなったり
金銭管理することが苦手になったりする
可能性もあります。
４．他所の家と比べてばかりいる
「Ａさんの家はお金持ち」とか、
「Ｂさんの家は、また旅行」など、
他所の家の家庭の経済状態を
羨ましがったり、卑屈になったり
していませんか。
そんな親の姿を見て育つと、
子供は、お金に対して
劣等感を持ってしまい
いつもお金に対して不満を抱えた人間に
なってしまう可能性があります。
「分相応」という言葉がありますが
自分の収入に見合った生活をし、
そこから収入をプラスにしていくことを
まずは考えましょう。
お金だけが、
すべての判断基準ではなく、
一番大事なのは、
愛のある家庭であることを
子供に示してあげましょう。
けれども、
注意しなければならないのは
決してお金を
否定してはいけません。
お金を否定する価値観が
刷り込まれてしまうと
お金には縁のない人生に
なってしまいます。
お金があると
豊かな時間を過ごすことができますし
精神的にも安定するものです。
お金を、汚い使い方をするのも
有意義な豊かな使い方をするのも
自分次第です。
お金に対する感謝だけは
忘れないようにしましょう。
以上の通りですが、
子供の将来を考えるのならば
少しずつお金について
行動させてあげましょう。
お手伝いなどをしたら、
お駄賃を渡し、
自分のお金として管理させ、
正しいお金の使い方や価値観を
教えていくようにしてみましょう。
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