太りにくい体は朝食から

a0001_015300「太りたくないから朝食を摂らない」

そのようにされている方は、
私の周りでも、たびたび見かけます。

けれども、実は・・・
そんな風に朝食を抜いていることが、
太る原因となっているかもしれません。

 

平成24年度の
国民健康・栄養調査によりますと、
ダイエットを意識しているような
20代から40代の世代の朝食欠食率が
特に高いという結果になってます。

これを男女別に見ますと・・・
女性は6人に1人、
男性は、なんと4人に1人が
朝食を摂っていないのです。

朝食を摂らない理由は、

  1. 朝は忙しいため、
    朝食を摂っている時間がない
    ・・・
  2. 夕食の量が多かったり、
    夜食を摂るため、朝は食欲がない
    ・・・
  3. ダイエットため朝食を抜いている
    ・・・

などがあげられています。

ところで、朝食を摂らないと、
その分の摂取カロリーは
確実に減少するのにもかかわらず
どうして太りやすくなるのでしょう。

Sponsored Link

 

朝食を摂らないと太りやすくなる理由

 

朝食を摂らないと太りやすくなるのは
次にあげる4つの理由があります。

  1.  朝食を摂らないことによりa0001_013993
    基礎代謝が低下してしまい、
    その結果、脂肪を分解する力が
    弱まってしまう。
    ・・・
  2.  朝食を摂らないことにより
    エネルギー不足に陥ってしまうため、
    体の防御反応として、
    食べ物の摂取不足に備え、
    余分にエネルギーを
    蓄積しようとする結果、
    脂肪が過剰に体に溜め込まれる。
    ・・・
  3. 朝食を抜いたその次の食事では
    血糖値が上がりやすい状態となり、
    上がった血糖値を下げるために
    体内でインスリンが大量分泌される。
    糖が中性脂肪に合成されるのを
    促進するインスリンの働きにより
    脂肪がたくさん蓄積される。
    ・・・
  4. 朝食を抜いた反動で、
    それ以外の食事の1回当たりの
    食べる量が増えるので、
    トータルの食事量で見ると
    過食になってしまう。
    ・・・

 

つまり、朝食を抜くことで
摂取カロリーが減って痩せるどころか、
代謝が悪くなることにより
脂肪が分解しにくくなったり
反動的な体の働きによって
かえって肥満を促進してしまう結果と
なってしまうのです。

Sponsored Link

 

人間の「体内時計」

 

人間は、季節や昼夜の変化に合わせて
生体リズムをコントロールする
体内時計」の機能を備えています。

この「体内時計」は、
1日25時間の周期です。

1日は24時間なので、
1時間のズレがあるわけです。

このズレをリセットするのに

  • 朝の光を浴びる
  • 朝食を摂る

この2つが必要となります。

これにより「体内時計」がリセットされ、
しっかりと働けるようになります。

a1180_015589朝食は、
脳の活動に必要なブドウ糖を補給して
脳の働きを良くしたり、
体調を整えるホルモンや
自律神経を正常に働かせるなど、
健康には欠かせません。

1日3食の規則正しい食事は、
生体リズムを守ります。

規則正しい生活になりますと
食事の時間になれば
「体内時計」が正常に動いている
証として空腹感が出てきます。

この空腹感の状態で食事をすると
栄養素が効率よく摂取できるのです。

逆に、朝食を抜いたりするような
不規則な生活をしていると
「体内時計」が狂ってしまい
栄養素を効率よく吸収できないばかりか、
睡眠障害などを引き起こしてしまいます。

「体内時計」の正体は、
遺伝子の中の「時計遺伝子」です。

ちなみに、
「時計遺伝子ダイエット」も存在し
このダイエットは、規則正しい「食事」を
続けることがポイントのようです。

「時計遺伝子」は
「たんぱく質」と「糖質」の
2つの栄養素がそろっていると
活性化すると言われていますので
朝食では、この2つの栄養素を
積極的に取り入れるようにしましょう。

 

Sponsored Link

 

Menu

HOME

 TOP