前回は、「飲酒前」にできる
二日酔いの対策をご紹介しました。
今回は、その続きで
「飲酒中」「飲酒後」にできる対策を
ご紹介させて頂きます。
対策2 「飲酒中」
◇ 座る場所を選ぶ
飲酒の最中は、肝臓を刺激すると
アルコールの分解を高めるのに良い
と言われています。
そのための方法として
飲み会では、お喋りしたい人の
左側に座ることが有効です。
その理由は、
相手の左側に座ることで、
相手と話すためには、
どうしても体を右側に
ねじらなくてはなりません。
この動きにより、
体内の右側に位置している肝臓を
刺激できるそうです。
◇ 短時間に大量に飲酒しない
二日酔いに限らず
悪酔いしないためには、
当たり前のことですが、
お酒を飲み過ぎないことです。
また、一気飲みのような
無謀な飲み方をしたり
短時間にお酒を飲んだり
しないよう心がけることが、
楽しく飲酒するために大切です。
◇ 炭酸・有色系のお酒は控える
シャンパンやビール、
スパークリングワインなどの
炭酸が含まれるお酒は、
アルコールが、腸から
吸収されやすくなるため、
控えたほうがよいです。
赤ワインやブランデーなど
有色系のお酒も
二日酔いしやすいと言われてます。
ウォッカや焼酎、白ワインなどの
無色系のお酒が
二日酔い対策としては良いです。
◇ 飲酒の際に良い食べ物
二日酔いになりにくい食べ物は、
モッツアレラチーズや鶏肉、
大根、枝豆、豆腐、アサリなどで
二日酔いの元凶となる
アセトアルデヒドの分解を促進する他、
肝臓の働きを高めてくれます。
対策3 「飲酒後」
◇ ビタミンCを摂取する
肝臓の働きを助けてくれる
ビタミンC入りのドリンクを
飲むと良いです。
特に、ビタミンCの多い
グレープフルーツジュースは
果糖がアルコールの分解に役立ち、
クエン酸が胃液や唾液の分泌を高める
などの効果があり、最適です。
◇ 水分を補給する
飲酒していると体内の水分が、
アルコールを分解する過程で
たくさん使用されます。
その不足した水分を補うために
水・お湯などの水分を補給することが
重要です。
また、水分とともに糖分を同時に
摂取できるスポーツドリンクが
効果的だと言う説もあります。
ただ、注意しなくてはいけないのは
そもそもスポーツドリンクは
体に早く吸収されるように
作られていますので、
まだ胃にアルコールが残っていた場合に、
スポーツドリンクを飲むと
酔いを促進してしまい、
逆に、二日酔いになりやすくなってしまいます。
ですから、飲酒直後に
スポーツドリンクを飲むのは
避けたほうが良いでしょう。
◇ よく寝る
二日酔いにならないためには
よく寝ることが
アルコールを処理するための
一番の方法です。
けれども、お酒を飲んだ時ほど
寝付けないこともあります。
なるべく早く寝付けるためには
日付が変わるような時間まで
飲まないように心がけましょう。
きちんと対策をとることで、
二日酔いになる回数を
減らせられることでしょう。
ちなみに
二日酔いに「迎え酒」と言って
飲酒される方がいますが
一時的に楽になるのは
お酒の麻薬作用で、
二日酔いは先送りされるだけです。
二日酔いになったら
しっかりと休んで快復して下さい。