職場に蔓延する10のハラスメント②

職場にありがちな10ハラスメント
昨日からの続きです。 

5.セカハラ

 

a012セカンドハラスメントの略で
セカンドセクハラと同じ意味です。

セカンド(second)とは
「二次」の意味で、
会社の相談窓口に
セクハラなどの被害を訴えたことにより、
会社や関係者から、その被害者が
二次的な嫌がらせを受けること
を言います。

たとえば、
セクハラの被害を申立てをした際、
窓口担当者等から、被害者に
責任があるような応答をされたり、
被害者の被害内容の真偽を疑ったり、
ショッキングな被害体験の内容を
根掘り葉掘り無神経に聞かれたなど、
といった行為等です。

不安な気持ちで
精一杯の勇気を出して
窓口に来ている相談者の
気持ちを踏みにじって、
追い打ちをかけるような苦痛を
味わせるようなことは
あってはなりません。

 

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6.ブラハラ

 

ブラッドタイプハラスメントの略で
科学的には根拠のない
「血液型(Blood Ttype)性格診断」
による嫌がらせのことです。

かつて三菱電機や東京都が
血液型人事を導入していたことは
有名ですが、
血液型性格診断に基づいた偏見により
相手の性格・能力を決め付け、
仕事の担当や人事異動を決定することが
このブラハラにあたります。

英語名での血液型性格分類は
Japan Blood Ttype Theory of Personality」
と呼ばれるくらい「日本独特な考え方」
と諸外国からは受け取られています。

多くの書籍やテレビが
1970年代から
2000年代前半にかけて
血液型分類を根拠なく広めたため、
血液型と性格の関連性を
今も信じている人が多いのが現状です。

性格を血液型で
決めつけられたことによる
不快な体験・差別・いじめが
社会問題となり
2000年代の終わり頃からブラハラが
取り上げられるようになりました。

血液型はというのは、
本人が選択できない遺伝情報です。

このようなことに基づいて、
人を否定的に捉えたりすることは
差別行為になってしまいます。

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7.マタハラ

 

a003マタニティハラスメントの略で、
妊娠・出産を理由に解雇するための
会社等が行う嫌がらせのことです。

妊娠・出産に伴ってくる
就業制限・労働制限・
育児休業・産前産後休業などにより
業務上支障をきたすという理由から、
妊娠・出産に伴い働く女性を
職場において不当に扱ったり、
無理やりの重労働などの
精神的・肉体的な嫌がらせを行い、
退職を促したりする行為を指します。

妊娠中の嫌がらせは
流産の危険性もあり、
労働基準法・育児介護休業法・
男女雇用機会均等法に違反する場合も
多々あります。

2012年の
日本労働組合総連合会の調査では、
マタハラ被害25.6%
セクハラ被害17.0%
大きく上回る結果が出ました。

 

では、いよいよ明日で
残りのハラスメントを紹介し完結します。

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